ストーブリーグ その7

福岡ソフトバンクホークス株式会社に執行役員制度が導入されました。

先鋭的なソフトバンク株式会社の子会社らしい組織変更です。
執行役員制度とは株式会社の管理と業務遂行をする人を別々にすること。

親会社のソフトバンク(株)には、(株)ファーストリテイリングのCEOである柳井氏が社外役員になっている。
柳井氏はソフトバンク(株)の個々の業務は詳しいわけはないので、あくまで会社全体の管理をすることが役目。

同じように福岡ソフトバンクホークス(株)も取締役と執行役員を区別することで、
管理は管理業務、業務は業務遂行に専念し、効率を上げるのが目的とのことです。

もっとも、福岡ソフトバンクホークス(株)の取締役の数はごく少数なので、
もともと、そんなに大人数の取締役会で不毛な会議が延々と続くという状況では無かった筈。

プロ野球の素人は代表取締役社長の笠井氏とオーナーの孫氏ぐらいなもの。
彼らは親会社ソフトバンク(株)の取締役でもあるので非常に多忙。
ソフトバンク(株)の本社は東京に対して、福岡ソフトバンクホークス(株)の本社は福岡。

いちいちホークス取締役会の決議をするために福岡まで出張してられない、
現場に権限を委譲するから、お前らに任せたぞ、っていうのが実体でしょう。


それにしても、球団経営というのは中小企業の経営なんだなぁって感じます。
メディアの露出が多いので華々しく見えますが、実体はホントに小規模組織。

何たって、代表権のある取締役副社長(王貞治)が会社全体の管理をしながら、一番末端の現場監督もする。
病気で倒れても、退院したら親会社の指示で現職続投。
まさに、大企業に買収された中小企業の雇われ社長って感じです。








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ストーブリーグ その6

「ソフトバンクは18日、大道典嘉外野手(36)のトレードによる巨人への移籍が合意したと発表した。」

直近の内容と重複してしまいますが、、書かずにはいられませんでした。

本当にこういう人事はよくないですよ。
南海ホークス以来のファンがソフトバンクから離れていってしまう。
真摯なファンは、にわかファンと違って、一度離れたら二度と戻りませんよ。

自分は、’95年からのホークスを応援し始めた新参者。
それでも、巨人トレードが与える南海ホークスからのファンに対する影響は想像できます。

自分はカープにいた高橋慶彦の大ファンでした。
でも、オーナー松田一族に嫌われた慶彦は、あからさまな追放にあいました。
それからの慶彦は坂を転げ落ちる小石のようでした。

ロッテへ行き外野コンバート、阪神へ行き始球式で四球を受け骨折、そのまま引退。
あれほど輝いていた慶彦にとって、あまりにも悲惨な現役最後でした。
ロッテ、阪神のユニフォームを着た慶彦には悲しい、悔しい記憶しかありません。
自分の気持ちは二度とカープに戻ることはありませんでした。

そんな慶彦が、コーチとは言え、NPBに復帰したときの喜びは非常なものでした。
ホークスを応援するきっかけは慶彦コーチ就任からです。

大道トレードで、巨人ファンになる人は殆どいないと思いますけど、
少なくとも幾らかのホークスファンは減ると思います。
遅かれ早かれ大道は巨人で引退するでしょう。
その後の大道への対応を誤らないことで、失点回復してくれることを切に願います。





ストーブリーグ その5

あまりにも激しい人事異動に更新が追いつきません。
とりあえず、今日は小久保FA宣言について。

ホークスファン、ホークス選手の殆どは小久保復帰に賛成でしょう。
ポジションはサード、打順は3番か5番でしょう。
松中をズレータと小久保で挟むことが出来るのでジグザクのクリーンアップが組めます。

ただ、年齢を考えればフルシーズンの起用は難しい。
というか、若手と併用しながらの育成を考えれば、むしろ望ましいと言えるでしょう。

それでは、小久保と誰を併用するのでしょうか?
順当にいけば、松田、江川。

松田は2年目、江川は3年目。
小久保の背中を見ながらシーズンを経験出来る2人は幸運だと言えるでしょう。
各々40試合程度出場を目標にし、打率.285、HR10ぐらいを出して欲しいです。

今シーズン、打撃、守備に難を抱えるルーキー松田を単独スタメン起用し続けたのは酷でした。
本当はバティスタを解雇せず、松田と併用する方が松田にとってはよかったと思います。

ホークスの提示する条件は、3年10億。
小久保が引退までホークが面倒をみ、そして監督教育開始でしょう。

あまりにも出来すぎたシナリオにサプライズは無いのですが、
実は松中が本心から歓迎しているのかなぁ、って思ってます。

松中と小久保は年齢は近いですから、小久保が監督になれば、
松中は長い間下積みをしなければなりません。

’04、’05、’06とシーズンを牽引してきました。
特に’06は監督不在の間、監督業の一部を担ってきただけに、そんな下積みはツライですね。







ストーブリーグ その4

依然としてあわただしい動きです。
ホークスの功労者達に戦力外通告です。

大道、岡本、吉田修司

そして全ての選手が現役続行希望でトライアウトを受けるとのこと。
確かに世代交代の時期なので意図するところは分かります。

でも、大道の「驚いた」との発言の通り、事前に何のサウンドも無かったようです。
戦力外通告を受けた選手達もさることながら、ファンにしこりが残りそうなのが心配です。

特に、大道典嘉。
球場で「代打大道」のアナウンスがあると、ホークスファンは凄い盛り上がりを見せます。
言わずと知れた南海ホークスからの最後の生き残り。

その大道を他球団のユニフォームで引退を迎えさせるのは、
南海時代からのスファンに心情的な断絶を作りかね無いと思うのは自分だけでしょうか。

福岡ソフトバンクホークス株式会社の株主はソフトバンク。
株主であるソフトバンクが経営方針の最終権限を持ちます。
ファンは福岡ソフトバンクホークス株式会社が提供するサービスを受ける消費者です。

消費者の望まない経営判断は消費の減少を招きます。
そして、本来、利益を求める株主から修正を求められるはずです。

しかし、問題は一般企業と異なり、赤字でも球団が存続出来ることです。
赤字は株主である親会社から補填(何の勘定科目か知りませんが)されてしまうからです。

従って、消費者であるファンの希望しない経営をしても修正されるとは限りません。
また、実質的に選手の人事権を持つのは以下の2人だけでしょう。

取締役副社長   王貞治
取締役       角田雅司

社内には上記2名を牽制できる組織は存在しないと言っていいでしょう。
ファンにとっては意志決定プロセスにファンの意志を反映する組織を加えたいところです。
実際は、不可能ですが・・・

ファンの意志を球団経営に反映させるためには株式を公開して、ファンに株主になってもらうのがいいんでしょうかねぇ・・・


 



ストーブリーグ その3

「世紀のトレード」は再現されなかったようです(笑)
島田コーチの後釜は佐々木誠ではなく、秋山2軍監督でした。

ただ、肩書きは「野手総合コーチ」。
1塁コーチャーズボックスには誰が入るのかな?
秋山が入るんだろうか?

80年代、アンチ西武だった自分にとって秋山は本当に嫌な存在だった。
40本塁打、40盗塁を実現しかけた時(87年)もあった。
三振は多かったものの、4番打者で走力のある選手は驚異だった。

秋山2軍監督が育てた大砲候補(江川、井手)は残念ながら不発に終わった。
定岡卓摩に至っては戦力外通告。
秋山は、どちらかと言えば、指導者と言うより背中で引っ張っていくタイプ。

ただ、西武に野球留学させてもらい、しかも三振を量産しつつも自由にHRを狙うことを許された経験があるだけに、自分が受けた指導を後進にも伝えたいと言う気持ちは感じる。

それでも、走塁コーチとしてはどうなんだろう。
やっぱり、慶彦が良いんじゃないですかね(しつこい)。

ストーブリーグ その2

金森打撃コーチに続き、島田外野守備走塁コーチが退団表明。

プロって、やっぱり厳しい世界です。
体裁上任意の辞任になっていますが、球団からクビを言い渡されたのが実際じゃないでしょうか。

コーチが原因なのか、選手の獲得、起用が原因なのかよく分かりませんが、
退団するコーチの気持ちって、どんなものなのでしょうか。

今年のホークスは投手陣が勝ち星を稼いでいたので、投手コーチが退団することはないでしょう。
でも、斉藤学投手コーチ、杉本投手コーチの貢献で今年の投手陣の成績があったかは分かりません。

すくなくとも、ルーキーである藤岡、柳瀬の活躍は両コーチの貢献とは余り関係ない気がします。
NPBの場合、選手獲得はフロントの仕事な場合が殆どですから。

では、外野守備走塁コーチは誰になるのか?

定岡 智秋・・・、は内野手だったな
柳田 聖人・・・、これもまた内野手だったな
佐々木誠・・・、結構面白いかも(コーチとしての能力は全く知りませんが)

現在、佐々木誠は社会人野球(セガ・サミー)のコーチ。
島田コーチと「世紀のトレード(?)」再現ってどうですか?
分かりません。

くどいけど、高橋慶彦ってことはないよね・・・



ストーブリーグ その1

まだ失意から回復し切れていません。
でも、そんな自分を置き去りにして、ホークスはストーブリーグに突入しました。

金森打撃コーチが退団し、新たに新井宏昌(元ダイエーホークス打撃コーチ)を招聘検討中。
今季の打撃低迷をコーチから変えていくらしい。

’05~’06シーズン中オリックスで打撃コーチを任されていたが、
今季オリックスの打撃低迷の責をとるかたちなのか、辞任。

以前、オリックス辞任のニュースを聞いてから、動向は気にはなっていた。
オリックスコーチ陣には大石大二郎、新井宏昌など、10.19を経験したメンバーがいる。
しかし、オリックスフロントは近鉄カラーは払拭するつもりらしい。
ユニフォームも全く変わるらしく、そのあたりのオリックスフロントの意図は自分には不可解。

自分が人生で最も悔しい思いをした試合はこれまで2試合。

’88年10月19日 ロッテ対近鉄
’05年10月17日 ロッテ対ホークス

新井コーチはこの3年間のホークスの悔しさを理解できる人だけに、心情的には賛成です。
でも、自分はコーチの能力というのは判断できないんですが、オリックスの打撃低迷とは関係ないんですかね?

慶彦が帰ってこないかなぁ



vs 日ハム 悲劇

いったい何と表現したら良いんだろう。
ホークスは後どれだけパリーグを盛り上げるために滅私奉公しなければならないのだろうか?

日ハム 1 - 0 ホークス

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恐らく、日ハムファンにはなぜ斉藤和巳が9回裏サヨナラの後、泣き崩れたのか分からないだろう。
単にサヨナラ負けを喫しただけならば、こんな感情には襲われない。

普通の感覚なら、PO2ndステージに負けたとはいえ、ペナント3位からリーグ2位に浮上しただけ儲けもの。
リーグ優勝は出来なかったが、負けて元々なので激情が湧くはずもない。
まして、自分でマウンドから動けないほど悔しさに打ち震えることなど想像も出来ないだろう。

和巳が魂の投球をすればするほど、今日の対戦は盛り上がる。
日ハムにとっては戦意喪失の相手にあっさり勝つより、何倍も喜びは大きいはずだ。

なんで、こんな役目を果たし続けなければならないんだろう?

なんで、こんな悔しい思いをし続けなければならないんだろう?

悲劇は何度も何度も繰り返される。

和巳、本当にありがとう。
悲願は成就されなかったが、ホークスファンに熱い気持ちは十分すぎるほど伝わった。

こんなに熱い球団は他にないよ・・・
来年、もう一度挑戦しよう。

和巳の悔しさを思うと、心が痛い。





vs 日ハム 一転

負けちゃいました。orz
悔しくて、眠れそうもなかったのでバッティングセンターで約200球打ち込みました。
もう、へとへとです。

日ハム 3 - 1 ホークス

でも、現在の両チームの実力を表した試合と言えば、そうとも言える順当な結果。
先発はダルビッシュと杉内。

ダルビッシュは1回表立ち上がりに苦しんだようだが(自分は見ていない)、1失点で抑えた。
2回以降はストレートがとても良かった。
あのストレートを意識してしまうと、どうしても始動が早目なり、変化球への対応が難しくなる。

与四球(5)、被安打(7)も少なくは無かったのだが、得点に結びつかなかったのは、
要所を締める事の出来たダルビッシュの投球がホークス打線に勝っていたからだろう。

逆に杉内は3回裏、要所を締めることの出来ない投球で2失点してしまう。
1死1,2塁で投げたセギノールへの4球目(130km程度の内角高めの甘いスライダー)は失投だろう。
この球だけは後悔がのこる。

新庄に打たれた外角のストレート(140km程度)は仕方がないと思う。
ただ、杉内の球の軌道は読みやすそうだったから、仮に新庄に打たれずに終えて続投しても、
後の回で似たような結果になったのではないか。

それにしても、今日のホークスの継投は素晴らしかった。
8回裏、痛恨の追加点(1点)を与えてしまうも、ほぼ完璧の継投だったと思う。

4回裏 吉武 3者凡退  
5回裏 神内 3者凡退   
6回裏 神内 凡退 + 四球 + 凡退
7回裏 神内 安打 + 犠打 + 凡退
     柳瀬 敬遠 + 四球 + 凡退 
8回裏 柳瀬 凡退 + 四球 + 安打
     藤岡 安打 + 併殺

*赤字は失点

5回を継投して1失点なら仕方がない。

しかも、柳瀬が8回裏、鶴岡に打たれた安打は、エンドランだったために鶴岡が無理矢理出したバットに当たったボールがうまく1塁線を飛んでいったもの。
失投ではない(つまり、仕方のない被安打)。

そして、直後交代した藤岡が金子に打たれた内角高めの速球(145km)は完全に詰まっていた。
藤岡が投げ負けたとは言えない。
その直後、きっちり併殺でイニングを終えている。

短期決戦でしか見られない贅沢な継投だった。
この継投を見られただけでも十分観戦する価値のある試合だったと思う。

6回表からダルビッシュの投球に疲労が見え始めたが、とにかく繋がらなかった。
でも実力以下しか出せなかったとは思わない。実力通りの打線だった。
ただ、打順の組み方が違っていれば、あと1点ぐらいは何とかなりそうだったとは思う。
もっとも、それは単なる結果論なので、森脇コーチのオーダーにミスがあったとは思っていません。

いずれにしても、ほぼチェックメイト状態です。
自分は最後の最後まで諦めません。
全力を出して負けてしまったら、それは仕方がない。
諦めて負けてしまうのだけは勘弁です。




ありがとうございます

皆様、いろいろと暖かいコメントを有り難うございます。
稲嶺もきっと励みになっていることでしょう。

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稲嶺同様(?)、ホークスブログとしては非常にマイナーなこのブログも、
本日ばかりは最近と比べて10倍(!)のアクセスがありました(^^;)

皆様から頂きましたコメントのご返事をここでさせていただきます。

せな様

色々な思いがあって言葉になりません。

 同感です。せな様の場合、自分よりもはるかに思い入れが強いでしょうからなおさらでしょう。   

今日,心から「誉くんを応援してきてよかった…。」と思いました。

 自分も、これからはどんなときも誉シャツを着ていくようにします。
  これからも、機会があれば一緒に球場に応援に行きましょう。

yuanyuan様

稲嶺が代走で出て、松中が打ったときには、「イナミネー! はしれー! 回れー!」と叫んでました。

 yuanyuan様と同じ時、同じ場所で、同じ行動をとれて光栄です(^^)

なんと同点タイムリーを稲嶺選手が打ったことを知って、ビックリしましたが (笑) 本当に嬉しかったです。

 わたしもびっくりしたぐらいですから。これからも藤岡君に加えて稲嶺も応援してくださいね。

Bom人様


今日はお祭りやろーねって思い覗いてみました。

 そうです、お祭りです(笑)

ハムも食っちゃいましょう!!!

 客観的な状況は相当厳しいですが、諦める事はいけないことを改めて教えられました。
  いつも、いつもタイムリーなコメント有り難うございます。
  これからもよろしくおねがいします。

雁の助様

今年は家族4人でお弁当持って雁ノ巣に通っていました。

 素晴らしいご家族ですね。
 西東京在住のわたしにはとても羨ましい環境です。

抱きかかえられた誉選手の写真を下敷きに挟んで「WE=HAWKS」のリストバンドをして学校に行きましたよw

 小学生がホークスのリストバンドをして通学しているなんて素晴らしいですね。
 地元に愛される球団って、本当にいいものですね。

誉選手の雁ノ巣での姿を目に焼き付けた子供達が色々なモノを感じ取って学んで育って
いる事に大変うれしく思ってます。

 小さい稲嶺でもプロで頑張っている姿は体の小さな小学生には共感の対象なのかも知れませんね。
  これからも、どうぞよろしくお願いします。

MAC様

現在のソフトバンクはペナントの時よりもさらにチームが一丸となっている印象があります。

  はじめまして。
  ペナントの終盤は’98年のホークスに戻ってしまったような気がしてました。
  ホント、困難はチームを一丸にするんですね。
  これからも、暇なときでもこのブログをのぞきに来てください(^^)


皆様、本当に有り難うございました。
今日、14日、15日、福岡ドームのチケット(1塁側A席)入手しました。
福岡ドームでオリジナル稲嶺シャツを着ている奴がいたら、博多の虎だと思って、笑ってやってください。


   







vs 西武 歓喜

これ以上の試合があるだろうか?
大袈裟だが、自分にとっては、それほどの試合だった。

西武 1 - 6 ホークス

今日の先発は西口と寺原。
西口は序盤から落ち着いた投球で、ホークスをものともしない。
さすが西口、余裕さえ感じる投球に歯ぎしりする思いだった。

それに対して寺原はいつ崩れるか分からない様な投球。
もう3回ぐらいから交代しても良いぞ、と言う気持ちでいた。

5回裏、中村剛に1-3から投げたボールは何だったか分からないが、ホームランを浴びる。
きっと甘く置きにいったのではないか。
ペナントなら許容範囲の一発も、POでは許されない投球だったと思う。
それでも、寺原は最初から全力投球が見られたし、寺原の気持ちを感じ事の出来る投球内容だったと思う。

7回表の時点で1対0でホークスビハインド。
重苦しい雰囲気が外野自由席に漂っていた。
6回表、1死1、2塁で松中が併殺打で終わり、相当しぼんでいただけに、
「このまま、無得点のまま、終わってしまうのではないか・・・」
そんな雰囲気だった

それでもホークスはしぶとく粘り、7回表、2死とはいえ、2,3塁のチャンスを迎える。
次の打者は山崎。
ここまで全然当たっていないがどうだろうか、と思っていた矢先・・・

代打稲嶺!

えぇ~!?

自分の周りも、「稲嶺でいいのかよ!」、という雰囲気が漂っていた。
正直、自分でさえも例外では無かった。

「どんな形でもいいからアウトにならないでくれ」、とさえ思うことが出来なかった。
真っ先に考えたのは、「これで打てなかったら、今季限りで戦力外通告を受けるのではないか」だった。

もう、ホークスの第1次戦力外通告は行われている。
そして、いずれ第2次戦力外通告がすぐに行われるとアナウンスされていた。

今は本多がセカンドスタメンに定着している。
しかも、仲澤は昨日大事な場面で決勝タイムリーを放っている。
内野の北野は戦力外通告を受けたし、ここで稲嶺が打てなかったら、稲嶺が戦力外!

そんな最後通牒を突きつけられた気分だった。
戦々恐々としていた。
恐れが先行していて、それ以上なにも考えられなかった。

確かに西口は崩れかかっている。
しかし、稲嶺に打撃で確実性を求めるのは酷ではないか・・・
もう、どうしたらいいのか分からなかった。

そんな中、西口の第一球・・・

ボールがライト方向へ飛んでいる・・・


緩やかな放物線を描いている・・・


ゆっくりボールがライト前に落ちていく・・・


ボールってこんなに真っ白いんだ・・・・・・

「△x!?’h=|レ#▲▼&)?~!!!!」
その時自分が何を叫んでいたのが全く覚えていない。
稲嶺が1塁へ走っていることさえ覚えていない。

ただ、絶叫していたことだけは間違いないと思う。
無我夢中で周りの人達(女性以外)全てと抱き合っていた。
もう何がなんだか分からなかった。

ふと我に返ると、1点が入っていた。
1点だけだったんだ・・・
全く状況判断が出来ていなかった。

その後、7回表に追加点は入らず、1対1で予断を許さない状況の筈だった。
でも、自分はもう勝った気分でいた。
チームの気持ちも、ファンの気持ちも同じだったのではないか?

この上げ潮の雰囲気で負けるわけが無いと思った。
その思いは実現され、8回表、ズレータが3ランホームランで試合を決定づけた。
そして、そのまま、ホークスは勝利。

こういうのを無上の喜びというのだろう。
ヒーローインタビューで稲嶺の姿が見えた時、涙が出そうになった。

せっかくヒーローインタビューを受けているのに、西武ナインがファンへ挨拶にグラウンドに出たために、ホークス外野ファンにさえも全く注目されていなかった。
スクリーンに映し出されさえしなかった。
そんなところが稲嶺らしい。

でも、自分はずっと見ていた。
今日の稲嶺は今シーズンで一番輝いていた。
無得点症候群を再発しかけていたホークスを呼び覚ましたのは、間違いなく稲嶺だ!

世間はズレータ一色だろうが、少なくとも自分だけは稲嶺を正当に評価したい。
だれが何と言おうが、今日の最大のヒーローは稲嶺なのだから。

帰宅途中、車を運転しながら今日の余韻に浸る自分は世界で一番の幸せ者だった筈だ。




 


 


 


 


 


 


 

vs 西武 収穫

気持ちの晴れる試合でした。

西武 3 - 11 ホークス

松永先発はホークスにとっては光明でした。
昨日松坂に完封されて落ち込んでいた打線もすっかり息を吹き返した感じです。

4回表のビッグイニングに一挙に4点。
松永は制球が定まらず、明らかに平常心ではありませんでした。
これで4対1。相当有利な展開。

が、5回裏に和田が捕まり、1死1、2塁の場面で片岡にツーベースを打たれ1失点。
ここで、和田は降板します。
結局この回2失点で4対3(和田の自責点は2)。

しかし、6回表に松中のタイムリーで5対3とした時点で、ホークスの勝利が見えてきた。
欲張れば、だめ押しが欲しい。
8回表、先頭打者大村が倒れ、大道がフォアボールで出塁で1死1塁。
次の打者は、好調の松中。

ここで、代走稲嶺!
この時点で西武の投手は三井。松永と違い、牽制は余りうまくない。
かなり稲嶺の足を気にしている。それはそうだろう、いつ走ってもおかしくない状況だ。

稲嶺が気になって甘く入った球だったか、松中は3塁線横を抜けていくヒットを放つ。
そして稲嶺は走る!

セカンドベースを回る!

サードベースも回った!

なんと、ホームイン!!!

3塁ベンチサイドシートにいた自分に向かって駆けてくる稲嶺を見て、自分は思わず立ち上がった。
無我夢中で右腕をぐるぐる回し、「回れ、回れ!」と絶叫していた。
後のことは良く覚えていない。
こんな起用が、今の稲嶺にマッチしてると思う。

この時、自分は相当アドレナリンが爆発していたのだが、更なる出来事が待っていた。
9回表、2死1,3塁の場面で打者松中。
スコアは7対3。
今日の勝負はほぼついていた。
でも、松中の勝負はついていない。

'04、'05年POの10試合で安打はたったの3。
昨日、今日ですでに5安打。十分挽回している。
ただ、一つだけ足りなかった。
それはホームラン。

やってくれた。
石井貴の2球目は右中間へ放物線を描いていった。
自分はこの時が来るのを2年間待っていたのだ。

素直に嬉しい。
ゲームセットと同時に自分は3塁ネットに駆け寄った。
ヒーローインタビューを間近で見るためだ。

TEHsh0062.jpg

松中は泣いていた。
自分はすぐ正面で、「信彦!おめでとう信彦!」と何度も叫んでいた。

傍目にはおかしく映っただろうか?
そんなことはないと思う、ホークスファンの殆どは自分と同じ気持ちだったと思うのだが。

追伸 : せな様、チケットを分けていただき、本当に有り難うございました。
      当初、全然行く気が無かったPOに来られたのは、せなさんのおかげです。
      こんな良い試合が見られて、本当に感謝しています。


 








vs 西武 犠打

プレーオフ初戦は負けました。

西武 1 - 0 ホークス

先発は西武松坂とホークス斉藤和巳。
今シーズン絶好調の2投手。
これだけの投手戦が見られるのは滅多にありません。

結果的には1点を失いましたが、和巳の投球はほぼ完璧でした。
7回裏に中島、カブレラ、和田に3連打を浴びましたが、それ以外の回はピンチ無し。
和巳自身は負けた気がしないでしょうし、試合後憮然とベンチに居座っていたのが印象的でした。

自分が考える今日の分岐点は2回表、柴原の送りバント失敗です。
松坂の立ち上がりは不安定でした。
最終的には与四球が4と乱調と言ってもいいほどです。

ただし、スタミナが超人的な松坂は立ち上がり悪くとも、回を重ねるにつれ調子を上げる事の出来る希有な投手です。
序盤に今日は打てそうだと思っても、後半は手も足も出ないということがあり得る。

しかも、過去の実績から言って、ホークスの下位打線は松坂を全く打てません。
そんな背景を考えると、2回表の無死1,2塁は逃してはいけないチャンスでした。

松中2塁打、ズレータ四球の後、打者柴原に送りバントのサインが出た。
足の速くない松中、ズレータがランナーだけに、バントで1死、2、3塁にするのは定石とも言える。

ただ、柴原は送りバントが苦手だ。
今日、バントの構えをする柴原を見て心配になった。
投手に対して正対して構えた方が良さそうなのに、構えが中途半端だったと思う。
バスターに切り替える指示は無かったと思うのだが・・・
正確には思い出せないが、今季、同じようなバント失敗を柴原がしているのを記憶している。

9月19日松坂と対決したとき、田上と本多は松坂に全く歯が立たなかった。
柴原がバント失敗した時点で、松坂はもはやピンチと自覚していなかったと思う。

柴原で1アウト取られた意味は、実はもの凄い大きかった。
これで、この2回表は確率的には実質終了したが、それだけではない。
松坂が復調するまでに残されたホークスの良い打順の巡り合わせはわずかしか無かった。
(結果は、松中を軸とする打順は4回と6回。)

そして、7回裏、和巳は1失点し、8回表、9回表、松坂の奪三振ショーが始まる。
松坂は自分で言っていた、
「8回表、自分でギアが変わるのが分かった」

そういうことなのだ。










 


 


 

vs 巨人 2軍 その1

9月19日、川崎のジャイアンツ球場で見ました。
当日は午後6時から西武ドームで西武対ホークスの首位直接対決がありました。
ただ、稲嶺が出るかも知れない事を考えれば、見に行かないわけにもいきません。

試合開始は午後1時。
試合開始15分ぐらい前にジャイアンツ球場に着く。
球場入り口で白のセルシオに人が何人か群がっていました。
よく見ると、桑田。
この時は、まさか今季限りで巨人のユニフォームを脱ぐとは思いませんでしたが。

平日の昼にしては人が多かったと思います。
自分はバックネットから少し3塁側へ寄った2列目に着席。
ネット越しとは言え、1軍の試合なら、一等席です。

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ホークスナインは巨人先発の加登脇の投球練習にあわせて皆3塁ベンチ前で素振り。
ホークスらしい、きまじめな光景です。
事前に聞いていたのですが、この時、鳥越がいないことを再確認しました。

つづく

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